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枝豆の皮が短冊に変身⁉︎ベジタブルペーパー作り

蒸し暑い日が続きビールが美味しい季節ですね。
おつまみは、もちろん山盛りの枝豆!最近知りましたが、山盛りの枝豆を食べるのは、収穫量日本一の新潟ならではのようですね。
枝豆を食べた後には、必ず大量の枝豆の皮がゴミになってしまい、かさばってしまうんですよね。
そこで今回は、枝豆の皮を使った「ベジタブルペーパー」を作ってみたいと思います。
また、この記事の更新日はちょうど七夕!
せっかくなのでベジタブルペーパーを作った後、短冊にリメイクして、願い事を書いてみます!

七夕の言い伝え

七夕は、彦星様と織姫様が年に一度天の川で会える日と言い伝えられています。
年に一度しか会えない理由は、次のようなことがあったからだと言います。

神様の娘「織姫」は神々の着物を織る仕事をしていました。恋人も作らず働く姿を見た神様は、天の川の対岸に暮らす真面目な牛飼い「彦星」を引き合わせました。やがて2人は結婚します。
すると、今まで働き者だった2人は急に遊んで暮らすようになり、全く働かなくなってしまいました。
おかげで神々の着物はボロボロになり、牛は病気になってしまいます。
怒った神様は、2人を天の川の対岸に引き離してしまいました。
そして、2人は年に1度だけ天の川を渡って会うことが許されるようになり、その日が七夕とされるようになりました。

(その他にも、諸説言い伝えがあります。)

七夕の由来は中国

七夕の言い伝えと現在まで信仰されている七夕に願い事を書いた短冊を飾ることがリンクするのでしょうか?
七夕伝説の始まりとされる中国では、裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)という行事があります。「乞巧奠」とは、中国で7月7日の夜に行われる行事のことで、手芸などに携わる仕事につく女性が、より優れた技術を授かることができるよう、針仕事がもっと上達するよう、星空に祈りを捧げる日でした。これが日本に伝わったときに、手芸だけでなく、他の事柄に関しても上達を願うようになったそうです。

このことから七夕は短冊に願い事を書くようになったそうです。

野菜の皮から短冊を作ってみよう

ベジタブルペーパーは、野菜に含まれる食物繊維が絡み合うことによって紙として安定します。
普段使用している紙も、木などの植物の繊維を絡ませ、薄く伸ばして作られています。

それでは、枝豆の皮から紙を作ってみましょう。

ベジタブルペーパーの作り方

用意するもの

・枝豆の皮 50g程度
・鍋
・フードプロセッサー
・新聞紙
・手作り紙漉きネット(排水ネット、惣菜のパックなど)

手作り紙漉きネットの作り方

①惣菜のパックを半分に切り、片方の底にキリで穴を開けておく

②排水ネットを切り開く

③穴を開けた惣菜パックに排水ネットを乗せたら完成!

枝豆で作るベジタブルペーパーの作り方

①枝豆の皮を半分に切って水洗いする

②鍋に沸騰したお湯を入れ、①を入れる

③クタクタになるまで茹でる

④茹でた皮をフードプロセッサーに入れ、ペースト状にする

⑤手作り紙すきセットにペースト状になった皮を均等になるように入れる

⑥押して水気を抜き取る

⑦新聞紙の上に置いて乾燥させる

⑧1日ほど日向で乾燥させる
(新聞紙で挟んで重しを載せておくと平らで綺麗な紙になります)

完成!

短冊にしよう!

ハサミと穴あけパンチを用意

紙を半分に切って形を整える

形を整えたら紐を通すための穴を開ける

願い事を書いて完成!

色々な野菜でベジタブルペーパーを作ってみよう

今回は、枝豆の皮を使ったベジタブルペーパーの作り方を紹介しました。
枝豆以外の野菜でも、皮や芯などを使ってベジタブルペーパーを作ることができます。
捨てるものを再利用することで、生ゴミの削減につながります。
どんな野菜が紙になったときに、丈夫なのか、文字が書きやすいのかなどを自由研究のネタにしてみても面白いかもしれません。
基本的なベジタブルペーパーの作り方は同じなので、分量や素材などを変えて楽しんでみてください!

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