
もう焦げ付きに悩まない!鍋をキレイにする簡単お手入れ方法
「ちょっと目を離したら、鍋が真っ黒に!」。
そんな経験、きっと一度はあるのではないでしょうか。
忙しい毎日では、鍋をうっかり火にかけたままにしてしまうこともありますよね。
焦げついた鍋は、洗ってもなかなか落ちず、ついそのまま放置してしまいがち。
でも実は、そんな頑固な焦げも、家にあるもので意外と簡単に落とせるんです。
今回は、鍋を傷めずスッキリきれいにできる、手軽なお手入れ方法をご紹介します。
鍋の焦げ付きの原因

加熱しすぎ
もっとも多い原因は加熱のしすぎです。
特に水分が少なくなった状態で加熱し続けると、鍋底に残った調味料や食材が焦げつきやすくなります。
砂糖やみりんなどの糖分の多い調味料は、加熱でカラメル状になりやすく、焦げ付きの主犯格といえます。
空焚き
うっかり鍋に何も入れずに火にかけてしまう「空焚き」は、焦げだけでなく鍋自体の傷みや変形の原因になります。
IH調理器でも発生しがちなので注意が必要です。
鍋の素材との相性
ステンレス鍋は熱伝導がよく、強火だと焦げやすいことがあります。
一方、ホーロー鍋や土鍋は蓄熱性が高く、加熱後も熱が残りやすいため火を止めた後も調理が進み焦げの原因になります。
鍋の焦げを落とす方法

焦げ付きは、ゴシゴシこすらなくても次の方法で楽に落とせます。
無理に力を入れると鍋に傷がつくこともあるため、やさしく時間をかけて落とすのがポイントです。
重曹を使った方法
- 鍋に水500mlに対し、大さじ1~2杯の重曹を加えます。
- 中火で沸騰させ、弱火にして5~10分ほど煮立てます。
- 火を止めてそのまま冷まし、焦げが柔らかくなったらスポンジや木べらでこすり落とします。 ※アルミ製の鍋は変色の恐れがあるため使用を避けましょう。
お酢を使った方法
- 水500mlに対し、大さじ2程度のお酢を加えて鍋に入れます。
- 沸騰後に数分煮てから冷まし、スポンジなどで焦げを落とします。 ※酸の効果でにおい成分も緩和されます。
天日干し+水に浸ける方法
軽い焦げなら、天日に数時間干して焦げを乾燥させてから水に数時間浸すだけでも焦げが浮きやすくなります。
自然の力を利用するエコな方法です。
素材別お手入れの注意点

・ステンレス鍋 → 重曹OK。ただし長時間放置はくすみの原因に。
・アルミ鍋 → 重曹・お酢NG。中性洗剤でふやかすのが安全 。
・ホーロー鍋 → 重曹・お酢ともに使用可能。ただし表面のガラス質を傷つけないよう注意。
・鉄鍋 → 水に浸しっぱなしはサビの原因に。使用後はすぐ乾燥させて油を塗ると◎!
まとめ
鍋の焦げ付きは「こすって落とす」ではなく、「やわらかくして浮かせる」が基本です。
無理にこすって鍋を傷つけるより、焦げをふやかしてからやさしく落とすことで、鍋の寿命もグッと延びます。
買い替える前に、まずは家にあるアイテムで試してみてください。
ちょっとした手間で、キッチンのお悩みがぐんと軽くなりますよ!