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農業女子が教える!新米の美味しい炊き方と精米の保存方法

こんにちは!

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今回はこの方から教えていただきます!

田中さき

1992年生まれ。新潟県小千谷市出身。
新潟県の芸能事務所に9年間所属し、その後フリーランスに転向し、農業タレントという肩書きで活動中。
実家の米農家を受け継ぎ、米作りをしながら農業の魅力をSNSに発信している。
その他、長岡市川口観光大使、テレビのニュースキャスター、防災士として防災講座の講師も務めている。

新米の美味しい炊き方

新米の季節ですね。

みなさんはもう新米は食べられましたか?

まず、新米とは「原料玄米が生産された当該年内に精白され、包装されたお米」のことを指します。なので12月31日まで新米と言えるのですが、そう思うと新米を食べられる期間は数ヶ月しかないのです。

ここでは、家庭用炊飯器で新米の美味しい炊き方についてご紹介します。

ポイント①

新米を洗う時は、洗い始めの水ではしっかり洗わず素早く捨てましょう。また、新米は米粒が柔らかいので短時間で優しく洗います。おすすめは3回洗いです。

ポイント②

新米の浸水時間は夏場で30分〜1時間。
冬場は1時間〜2時間。
春や秋は45分程がおすすめです。

お米は2時間でほぼ100%お水を吸い込んだ状態になりますので、それ以上浸水すると、お米がふやけてうまみ成分であるデンプン質が溶け出し、食感も風味も落ちてしまうので注意しましょう。

ポイント③

新米は水の吸収スピードが速く、繊維質も柔らかいため、通常の水の量で炊くと柔らかくなります。
釜の目盛りの1mm〜2mm程度少なめに炊くのがおすすめです。土鍋などで炊く場合も水の量をセーブして炊いてください。

最後まで美味しいお米の保存方法

一般的に、お米をおいしく食べられる期間は精米から2~3週間 と言われています。 

お米は、精米の瞬間から空気に触れるたび酸化が進行し劣化します。 

温度が高いと、酸化の進行も早くなるため、 風通しの良い冷暗所に保存する方が良いです。自宅で精米を保存するベストな方法は、ジップロックやタッパーなど空気の侵入が少ない容器に移し替え、野菜室に保管することです

農家の想い

新米の美味しい炊き方、お米の保存方法を紹介してきましたが、消費者である皆さんに改めて知っていて欲しいことがあります。

米作りは1年に1回しかできず、10年かけても10回しかできないのです。

だからこそ、米農家は1年1年に命をかけて米作りをしています。

近年では異常気象や災害も多く、また、高齢化で後継者不足などの問題もあり農家の人口がどんどん減ってきています。

私も7年間、農業に携わってきましたが、1年たりとも同じような条件の年はありませんでした。そんな中ですが、1人でも多くの人に「美味しい!」と言ってもらえるように農家のみなさんは頑張っています。

新米魚沼産コシヒカリを食べてみて

祖父と姉と私の3人で一緒に『えちごfarm』という屋号で米作りをしています。
えちごfarmがある長岡市の越後川口地区は、積雪が3メートルを超える豪雪地帯です。
この雪にはお米を美味しくさせる成分が入っているのです。
山の雪解け水で育てた魚沼産コシヒカリは、噛めば噛むほど甘みが口の中に広がり、見た目はふっくらつやつや。
冷めてもうまみが際立つお米で、食感はもっちりとした粘り気が特徴です。
つい、おかずを食べることを忘れてしまう、そんな美味しさです。

ぜひ新米を食べてみてください。

まとめ

新米の美味しい炊き方と精米の保存方法をお話してきましたが、ちょっとしたひと工夫でさらに新米が美味しくいただけます。
新米が食べられるのもほんの数ヶ月、、!農家の想いとともに味わっていただけたら嬉しいです。
ぜひ今しか味わえない新米を楽しんでください!

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