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【コラム】その布団、じめじめしてない?布団の湿気対策

暦は6月。じめじめする梅雨や汗をかく夏がやってきますね。
湿度や気温が高くなってくると、布団が湿気を帯びてしまい、快適に睡眠がとれない方も増えてくるのではないでしょうか?
湿った布団を放置しておくとカビやダニが繁殖し、寝苦しさや咳が出るなど睡眠の妨げになってしまいます。
今回は、布団に湿気がこもる原因と対策を紹介していきたいと思います。

布団に湿気がたまる原因

布団に湿気がたまる原因は、「」と温度差による「結露」です。

「汗」

人間は、寝ているときにコップ一杯分の汗を掻くと言われています。
掻いた汗は布団に染み込んで、湿気を帯びてしまうので毎日使う布団には、自分が思っている以上に湿気が溜まっています!

「結露」

アパートや住宅の洋風化に伴い、フローリングの上に敷布団を敷き、寝ている人も多いのでは。
フローリングの上は湿気が溜まりやすい環境です。
人の体温で温められた布団とフローリングの温度差が原因で、結露が生じてしまい布団に湿気が残ります。

布団の湿気をそのまま放置しておくと…

布団の湿気をそのまま放置をしてしまった場合、どんなリスクが生まれるかを紹介していきます。

カビの繁殖

カビは、汗や湿気、髪の毛や皮脂などが大好物で、湿気を帯びた布団はカビが繁殖しやすい環境です。
カビが繁殖した布団で寝てしまうと、カビの胞子が舞い、目のかゆみや咳など様々なアレルギー反応を引き起こす場合があります。
また、一度布団で繁殖したカビを除去することは、容易ではありません!
布団の買い替えや、ひどい場合は床が腐り、床の張替えを余儀なくされるなんてことも…

ダニの発生

布団の中はダニにとって絶好の棲み処。
ダニは湿気が多い場所を好んで発生するので、人の皮脂やフケなどのダニのエサも豊富で繁殖にも最適です。
ダニの死骸や糞、抜け殻がアレルゲンとなりアレルギー反応をもたらしてしまう場合があります。

布団の湿気対策

布団の湿気対策を紹介します。

定期的に天日干し

先ほどの話にもあったように、布団には湿気が溜まっています。
天日干しを行うことによって湿気を放出して乾燥させ、カビの予防やダニの繁殖を抑えることもできます。
また、太陽光に含まれる紫外線は殺菌効果があるので、匂いの原因菌も除去できるので臭い対策にも効果的。
天日干しは布団の表面だけとなるので、しっかり中まで対策したい方は布団乾燥機など家電製品を使うのがベストです!
乾燥した布団はふかふかになるので、気持ちよく寝ることもできますよ。

布団とフローリングの間にスノコを設置

フローリングに直に布団を敷いてしまうと、湿気の逃げ場がなく、布団に溜まってしまいます。
間にスノコを設置することで隙間ができ、空気が流れて湿気の発生を少なくすることができます。
また、ホームセンターなどで販売している布団用のスノコは、簡単に折りたためる仕組みになっているので、時間の無い朝でもさっと立てることができ簡単!
十分な空気が行き渡り湿気も逃すことができ、布団をたたむ手間もなくなり一石二鳥。
実際に私もスノコユーザーです。

まとめ

睡眠時間は、人生の3割を占めると言われています。
毎日ふかふかの布団で寝て起きるだけで、一日のパフォーマンスは向上すると思います。
布団の湿気対策をしっかりと行い、カビが繁殖しない環境を作る事を心がけましょう。

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