【コラム】意外と知らない！？ガスコンロの安全機能

ガスコンロは火が出るから危ないと思い込んでいませんか？

・天ぷら油が発火して火災が起こる

・鍋が吹きこぼれた時に火が消えてガスだけが出続ける

・地震が来たときに火災やガス漏れの二次災害が起こる

など危険なイメージを持っている方も少なくないと思います。

ですが、最新ガスコンロは、安全機能が一昔前に比べて格段に向上しています。

家電製品と比較すると実際に触れる機会の少ないガスコンロ。
最新ガスコンロの安全機能を理解することで今後の新築やリフォーム、買い替えの際、選択肢の幅が広がると思います。
普段からガスコンロを使っている方もそうでない方も、最新ガスコンロの安全機能を知って、安全快適に使ってもらえると嬉しいです。

Siセンサーコンロ

ガスコンロについているこの突起はなんのためにあるのか知っていますか？

これはSiセンサーというもので、Saftey「安全」、Support「便利」、Smile「楽しく」を兼ね備えたIntelligent「賢い」なセンサーが名前の由来です。

Siセンサーがバーナー全口に設置してあるコンロのことを「Siセンサーコンロ」と言います。
2008年10月以降に発売されたコンロには、全口Siセンサー搭載が義務化され、次の3つの機能が標準で備わっています。

安心機能①　調理油加熱防止装置

ガスコンロで火事になる原因として、天ぷら油への着火を思いつく方が多いのではないでしょうか。
ガスの火が天ぷら油に回って着火していると思っている方もいるのですが、これは間違いです。
天ぷら油の温度が上がりすぎてしまうと自然に発火してしまいます。
そのため、Siセンサーが搭載されているガスコンロでは、センサーが鍋底の温度を感知して鍋底が約250℃になると作動して油の発火を防止してくれます。

安心機能②　立ち消え安全装置

煮こぼれや風などで万一、ガスコンロの火が消えてしまった場合に、自動でガスを止める機能です。
火が消えたのにガスが出たままという危険な状態を防いでくれます。

安心機能③　コンロ・グリル消し忘れ消火機能

火を消し忘れたとしても、約2時間で自動消火します。
お味噌汁を温めていたけど、そのまま放置してしまった経験があるうっかりさんも安心です。
さらに、自動消火の時間前でも、調理油の自然発火や料理の焦付きが起こりそうになれば、調理油加熱防止装置や焦付き消火機能が働くので安心です。

まだまだある！豊富な安全機能

前段では、ガスコンロに標準で搭載されている安全機能についてご紹介してきましたが、他にもガスコンロの機種によっては、より安全に使用できる機能が搭載されています。

焦付き自動消火機能

煮物などの料理で焦げ付いた場合に、焦付きが悪化する前に自動消火をしてくれます。

感震停止機能

機器本体が震度４以上の揺れを感知すると自動で消火します。

鍋なし検知機能

鍋を置いていない状態では点火せず、調理中に鍋を持ち上げると弱火になります。
鍋底がSiセンサーに検知されないと1分後に自動で消火するので、ガスコンロの消し忘れを防止できます。

点火ロック機能

小さなお子様がいたずらや誤操作によって、ガスコンロを点火しないように点火操作をロックします。
小さなお子様はもちろん、高齢者についてもガスコンロの誤操作を防止できます。
料理が好きでガスコンロを使っているけど、家族の誤操作が心配な方には重宝する安全機能です。

点火ロックボタンは機種ごとに違う位置についています。
動画のように長押しで解除が必要なものもあれば、ボタンひとつでロックと解除が行えるものもあります。

MOAMOASHOPで紹介している安全機能別のガスコンロ

当サイトでは、安心機能や便利機能が充実しているガスコンロの機種を選定し、掲載しています。
当該の機能が必要かどうかはガスコンロの使用環境によって異なります。
ぜひ参考にしてみてください。

ビルトインコンロ

▼焦付き自動消火機能、感震停止機能、鍋なし検知機能、点火ロック機能

▼焦付き自動消火機能、感震停止機能、点火ロック機能

テーブルコンロ

▼焦付き自動消火機能、点火ロック機能

まとめ：Siセンサーコンロは安全だけじゃなくて便利も兼ね備えている

ガスコンロはたくさんの安全機能によって、毎日のお料理をより快適・安心して行えるように進歩しています。
安全機能はもちろんですが、時短調理や簡単調理が出来る便利な機能もたくさん搭載されています。
危険なイメージがあるから…という理由でガスコンロを使わない方は選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
また、調理を快適にする便利機能については、また別の機会にご紹介させてもらいます。
お楽しみに！