あのイライラを解消！頑固なシールをスッキリ剥がす方法

商品の表面に貼られている値札シールや、お気に入りのアイテムに付いていたシールを剥がそうとしたら、うまく剥がれずに途中でちぎれてしまったり、粘着剤だけが残ってしまった経験はありませんか？そんなとき、適当にこすったり、無理に爪で剥がそうとすると、商品の表面を傷つけてしまうことがあります。
しかし、実は身近にあるものを使えば、シールをきれいに剥がすことができます。そこで今回は、簡単にできるシールの剥がす方法を紹介します。

シールを剥がす前に確認すること

シールを剥がす前に、次の2つのポイントを確認しましょう。

商品の素材を確認する

シールが貼られている商品の素材によって、剥がし方を選ぶ必要があります。たとえば、ガラスやプラスチックなら水やアルコールを使えますが、紙製のものや木材のものには水やアルコールは向かない場合があります。

シールの種類を確認する

・紙シール：破れやすく、粘着剤が残りやすい。
・プラスチックシール：比較的剥がしやすいが、糊が強い場合がある。
・耐水性シール：水や湿気に強く、剥がしにくい。

身近にあるもので簡単に剥がす方法

ドライヤーの熱を活用する

ドライヤーの温風を当てると、粘着剤が柔らかくなり、剥がしやすくなります。

1．ドライヤーを中温～高温に設定し、シールの表面に20～30秒ほど当てる。

2．端からゆっくりと剥がす。

3．粘着剤が残った場合は、ティッシュや布で軽くこすって取り除く。

ポイント

・プラスチック製品に使用する場合は、熱による変形に注意しましょう。
・紙製品に貼られたシールには適していません。

お湯に浸けてふやかす

ガラス瓶や陶器などに貼られたシールは、お湯でふやかすと簡単に剥がれます。

1.40～50℃程度のお湯を用意する。

2.シールが貼られている部分を10分ほど浸す。

3.端からゆっくり剥がす。

ポイント

・金属やガラスなど水に強い素材に適しています。
・長時間浸けすぎると、紙のシールがドロドロになり、逆に取りにくくなることもあるので注意しましょう。

過去のコラムでは、お湯を使った瓶のシール剥がし方法を紹介しています。
ぜひ、チェックしてみてください！

アルコールを使う

シール跡のベタつきを落としたいときは、消毒用エタノールや除菌シートなどのアルコールを使うと効果的です。

1.コットンや布にアルコールを含ませ、シール部分に塗る。

2.1～2分ほど待ち、粘着剤が緩んだらゆっくり剥がす。

3.粘着剤が残った場合は、さらにアルコールをなじませてこする。

ポイント

・プラスチック製品に使うと、表面が白くなることがあるため、目立たない部分で試してから使用しましょう。
・木製の家具などには不向き。

食用油やハンドクリームを活用する

意外なことに、食用油（サラダ油やオリーブオイル）やハンドクリームも粘着剤を落とすのに効果的です。

1.油やハンドクリームをシールの上に薄く塗る。

2.5～10分ほど待ち、粘着剤を柔らかくする。

3.指や布で軽くこすりながら剥がす。

ポイント

・木材や紙製品にも使いやすい。
・プラスチックやガラスにも有効だが、洗剤でしっかり油分を拭き取る必要がある

消しゴムでこする

粘着剤が少し残った場合は、消しゴムでこすると簡単に落ちます。

1.粘着剤が残った部分を消しゴムで軽くこする。

2.こすりカスを拭き取る。

ポイント

・プラスチックや金属、ガラスのシール跡をきれいにするのに最適。
・木製品や紙製品には向かない。

剥がした後のベタベタをきれいにする方法

シールを剥がした後、粘着剤の跡が残ってしまうことがあります。そんなときは、以下の方法で簡単に落とせます。

✔ アルコールや除菌シートで拭く（プラスチックや金属向け）
✔ 中性洗剤を使った布で拭く（ガラスや陶器向け）
✔ 消しゴムでこする（どんな素材にも使いやすい）
✔ 食用油で拭く→洗剤をつけ拭き取る（木製品向け）

ベタつきが気になる場合は、いくつか試してみて、自分の素材に合った方法を見つけましょう。

まとめ

シールを剥がすのに苦労した経験がある人も多くいると思いますが、ドライヤーの熱やお湯、アルコール、食用油など、身近なものを使えば意外と簡単に剥がすことができます。
特に「何を使えばいいかわからない！」というときは、『ドライヤーで温める』→『アルコールで拭く』という2ステップを試してみるのがおすすめです。爪で無理に剥がすと商品に傷がつくこともあるので、今回紹介した方法を活用して、きれいに剥がしてくださいね！