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がんばりすぎない子育てコラムvol.4「ワンオペお風呂をスムーズに進める方法」

新生児期が終わって、家族と同じお風呂に入れるようになると直面する、お風呂問題。
親がひとりで赤ちゃんをお風呂に入れることを、「ワンオペお風呂」と言います。
サポートしてくれる人がいればなんてことないお風呂も、ワンオペとなるとそう簡単にはいきません。出産後、産院では沐浴の指導はあってもワンオペお風呂の指導はなく、わたしも「どうやって赤ちゃんと一緒にお風呂に入ったら良いのか?」と悩みました。
これから赤ちゃんとの生活が始まる方、今まさにワンオペお風呂で悩んでいる方へ、わたしが行った「ワンオペお風呂をスムーズに進める方法」についてお伝えしていきます!

いつから家族と入れるの?

新生児期が終わり、1ヶ月検診で医師から家族と同じお風呂に入ることが許可されたら、沐浴から入浴に移行します。

なんで「ワンオペお風呂」は大変なの?

赤ちゃんひとりだけを入浴させていた新生児期の沐浴とは違い、今度は親子で一緒に入浴することになります。「赤ちゃんをひとりでお風呂に入れながら、同時に自分のお風呂も済ませる」のは想像以上に大変です。わたしが特に大変だったと感じた点について、いくつかお伝えします。

風呂に入る順番や体を洗う順番がわからない

わたしと赤ちゃんの両方が、「湯船に浸かる」「洗う」「拭く」「服を着る」という一連の動作を、ひとりで行わなければいけません。さらに、これらをスムーズに進めることが重要です。しかし、最初はそのための準備や動線をうまくイメージできず、戸惑っていました。

自分にかける時間が少ない

わたしは、赤ちゃんを待機させている間に髪や体を洗っていましたが、赤ちゃんの機嫌が悪くなる前に急いで済ませようとするあまり、ゆっくり洗うことができませんでした。さらに、お風呂から上がった後は赤ちゃんの支度が優先となるため、自分のスキンケアは後回しになってしまいます。時間との戦いとなるお風呂では、自分にかける時間が圧倒的に少なくなります。

頼れる人がいなくて焦ってしまう

赤ちゃんを待機させているときや、一緒にお風呂に入っているときなど、赤ちゃんは機嫌が悪くなると大声で泣き、体をバタバタさせて暴れます。あやしても泣き止まない時は、「一刻も早くお風呂から上がらなくては」と気持ちが焦ってしまいます。ワンオペお風呂はこのような時でも、ひとりで対応しなくてはいけないため精神的に焦り、疲れてしまいます。

実践したこと

毎日繰り返す中で徐々に改善し、わたしに合った「ワンオペお風呂をスムーズに進める方法」を見つけることができました。ここでは、わたしが気持ちに余裕も持って対応するために実践したワンオペお風呂のポイントをお伝えしていきます。

赤ちゃんの機嫌を整えておく

お腹が空いていたり、おむつが汚れていると赤ちゃんは機嫌が悪くなるため、お風呂に入る前に授乳を済ませ、おむつを交換しておきましょう。また、眠い時間に入浴することも避けるようにします。毎日だいたい決まった時間に入浴すると、生活リズムが整い、機嫌が良い日が増えてきましたよ。

入浴後に必要なものをセットにしてまとめておく

タオル、保湿クリーム、綿棒、ガーゼ、おむつをひとまとめにし、肌着と服、おむつは着せやすいように重ねて準備しておきましょう。お風呂から上がったらすぐに水分補給ができるように、飲み物も用意しておくと良いですよ。入浴前にこれらを準備しておけば、慌てることなくスムーズに支度が行えます。

入浴の手順を決めておく

赤ちゃんを待機させている間に自分の髪や体を洗い、その後赤ちゃんを入浴させます。お風呂から上がったら、まず赤ちゃんの支度をしてから、自分の支度をしていました。このように、入浴する前にある程度手順を決めておけば、「次はどうしよう」と悩むことなく進めることができます。

毎日入浴しない

自分の体調が悪い時や疲れている時は、赤ちゃんと一緒に入浴せず、赤ちゃんの体を拭くだけの日もありました。無理をして入浴すると、思わぬ事故に繋がる恐れがあり、その後の家事や育児にも影響を及ぼします。1日くらいお風呂に入らなくても、気にする必要はありません。一緒に入らなくても、赤ちゃんだけを入浴させて、自分はあとでゆっくり入るという日があっても良いと思います。当たり前のルールに縛られず、時にはお休みする日を作っていましたよ。

月齢に合わせた便利グッズを使う

赤ちゃんを待機させている時、同じ空間にいないというだけで泣くことがあるため、五感を刺激するおもちゃを渡して気を紛らわせたり、バスチェアを使用して浴室内で待機させることもありました。入浴後はお互い風邪をひかないようにしなくてはいけないため、バスローブを羽織ったり、吸水性の高いタオルを使用して時短も意識していましたよ。

まとめ

ワンオペお風呂は、限られた時間の中で効率的に入浴させなければいけないため、毎回お風呂の時間が近づいてくると憂鬱に感じていました。しかし、事前準備をしっかり行っておくことで慌てずに過ごせました。うまく入浴できなかったとしても完璧を求めずに、そんな日もあると気楽に考えましょう。ワンオペお風呂の入浴方法は人によって様々だと思いますが、無理のない自分に合ったスタイルを見つけて乗り切ってください。お風呂でしかできないコミュニケーションを取り、今しかない赤ちゃんとの2人きりの入浴時間を楽しんでくださいね。

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