【コラム】季節の変わり目、体調管理大丈夫ですか?
過ごしやすい季節「秋」到来
最近では暑さもひと段落してようやく秋らしい過ごしやすい気候になってきましたね。
秋といえば、「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」など一年の中でもっとも活動しやすい時期です。
ですが、その反面、猛暑が続く夏と厳寒な冬という寒暖差に挟まれた時期でもあります。
寒暖差が激しいと自律神経のバランスが崩れやすく、体調不良の原因に。
なので、季節の変わり目こそ気を引き締めて体調管理をしっかりと行うことが大切です。
季節の変わり目こそ体調管理が大切
体調管理といっても様々なことがあり、何をしたらいいかわからないですよね。
今回は特に気をつけたい体調管理を3つご紹介したいと思います。
1.感染症の予防
感染症の原因はウイルスです。気候として低温で乾燥しやすい秋から冬にかけてはウイルスがもっとも活動しやすい時期となります。
ウイルスの感染を予防するためにはマスクの着用とこまめな手洗いが有効です。
ウイルスの大きさはとても小さいので、マスクをつけることでせきやくしゃみによる飛沫を防ぐことで感染を軽減することができます。
最近では新型コロナウイルスの影響もあり、マスクをつけるのが当たり前の環境になったことでインフルエンザなどの季節性の感染症も徐々に減りつつあります。
また、マスクには咽頭や鼻の粘膜を乾燥しづらくするというメリットもあります。
そして、こまめな手洗いを行うことで手に付着したウイルスを手から鼻や口に運ぶことを防ぐことができます。
マスクをつけ外しする際に顔や口に触れる機会も多いので気をつけましょう。
2.生活環境の調整
冬場は低温で乾燥しているのでウイルスにとって生存しやすい環境になります。なので温度調整や加湿を行い生活環境の調整を行うことがとても大切になります。ウイルスの生存能力を低下させるための目安として、室温20~25℃、湿度50~60%に保つ様に心がけましょう。
また、室温を調整するときにエアコンを使用する場合は、室内の乾燥に気をつけましょう。
反対にガス暖房や石油暖房などの室内で燃焼を行う暖房器具は、ガスや石油が燃えるときに水蒸気が発生するので、加湿効果があります。加湿器を使うときは過剰に加湿して結露しないように気をつけましょう。
3.生活習慣の見直し
季節を問わず大事なのは「規則正しい生活」です。
過ごしやすい季節になったからといって食べすぎたり、家の中から全く出ないなどダラダラとした生活を送るのは厳禁です!
不規則な生活を続けると自律神経が乱れて代謝が徐々に低下してしまいます。
代謝が低下した状態が続くと太りやすい体になったり、冷え性や低血圧などになりやすくなります。
不規則な生活から規則正しい生活にするために生活習慣を変えことは簡単ではありません。
長年の生活習慣を大きく変えるのは精神的にも大きな負担となってしまうので、まずは簡単なことから生活習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
・暴飲暴食をやめ、腹八分で食事を止めるように心がける。
・お風呂に入るときはシャワーだけで済ませるのではなく、湯船にもしっかりと浸かり、体を温めて代謝をあげる。
また、生活習慣の改善に慣れてきたら、普段の食事で「主食」、「主菜」、「副菜」、「汁物」を組み合わせたバランスの良い食生活を目指すこともおすすめです。バランスの良い食事は生活習慣病の発症予防になります。
バランスの良い食事の目安として、以前に「PFCバランス」(P:たんぱく質、F:脂質、C:炭水化物)について紹介したコラムがあるのでぜひ参考にしてみてください。
おわりに
季節の移り変わりの時期は寒暖差や気圧の変動によって体の不調が特に現れやすい時期です。
気候の変化は避けられませんが、体調管理に気をつけることで予防したり免疫を備えることができます。
今回紹介した内容が皆さんの体調管理の一助になればいいなと思います。
体調に気をつけて過ごしやすい季節を楽しみましょう!