'prevention','environment','health','safety','jitan'

春に食べておいしい!チーズとレシピ紹介!

こんにちは!
暮らしに役立つ情報を発信!MOA-MOA-SHOPです!
今回はこの方から教えていただきます!

Cooking Studio M 料理教室 主宰
JSAソムリエ/CPAチーズプロフェッショナル

高橋 美奈子(たかはし みなこ)

Cooking Studio M 料理教室

新潟市内で料理教室を主宰しています。講座のテーマは、「新潟の四季を通じた家庭料理」、「フランス家庭料理&地方菓子」、「タイ料理」、「ワインとチーズのある暮らし」など。これからもシンプルで温かみのある楽しい食卓をお届けしてまいります。

桜の花の便りが聞く季節となりました。
野山にはタケノコが顔を出し山菜が芽吹き、海には春を告げるサワラ(鰆)、サクラダイ(桜鯛)などが旬を迎えます。実はチーズにも春に旬を迎えるものがあるんです。
今回は春に旬を迎えるチーズの紹介と春に美味しいチーズのレシピを紹介します。
ぜひ、食卓に春のチーズを取り入れて、明るく彩ってみて下さい。

春においしい「シェーブルチーズ(ヤギのチーズ)」

春に旬を迎えるチーズには、シェーブルチーズ(ヤギのチーズ)というものがあります。
ヤギは出産を冬に行い、その後春から夏にかけてミルクを出すため、ヤギのチーズは春から夏にかけてが旬となります。
チーズづくりで最も使用される原料のミルクは牛乳ですが、歴史をひもとけば、野生動物を家畜にした順番はヤギの方が先で、牛よりもヤギのチーズの方が歴史は古いんです。
そんなヤギのミルクをチーズにすると真っ白になります!牛乳などには含まれる脂溶性の色素が含まれていないためこのような白い色になるんです。春のやわらかな陽ざしの中で味わうシェーブルチーズは格別なんですよ。

シェーブルチーズを使った一皿

ここからは、シェーブルチーズを使ったレシピを紹介していきます。

ワインと一緒に味わうシャヴィニョルといちごのプレート

<材料チーズ1個分>
・シャヴィニョル1個、いちご適量

シャヴィニョルは、フランスのロワール地方でつくられているシェーブルチーズです。
白くてきめ細かい、さわやかな酸味とミルクの風味が特徴。
切り分けて、真っ赤な甘いいちごを添えました。

合わせるワインは同郷のサンセールが地元の定番でオススメです。ソーヴィニョン・ブラン100%でつくられる清涼感あふれる白ワイン。

朝食にぴったりフレッシュ・シェーヴルのサラダ

<材料2人分>
・フレッシュ・シェーヴル30g
・サニーレタス2枚
・ミニトマト3粒
・きゅうり1/3本

〈ドレッシング〉
・酢大さじ1/2
・はちみつ大さじ1/2
・オリーブオイル大さじ1
・塩
・こしょう各少々

〈作り方〉
①サニーレタスは食べやすい大きさにちぎる。トマトも食べやすく切り分ける。
②きゅうりは小口に切り、塩少々(分量外)をまぶして10分置き、水気をしぼる。
③ドレッシングの材料をよく混ぜ、①とからめて器に盛る。
④チーズをほぐしてちらす。

朝食のサラダに紅茶といかがでしょうか。
朝の紅茶は頭がスッキリして集中力が高まったりする効果もありますね。

チーズ大国フランスでは…

チーズ大国フランスには「シェーブルではじまり、シェーブルで終わる」という言葉があります。
離乳食でも介護食でもシェーブルチーズがよく用いられています。シェーブルは牛のミルクに比べて消化吸収に優れてるという特徴もあり、栄養価が高いのです。
ヤギのチーズたちをぜひ!お好みのドリンクと合わせて楽しんでみて下さい。

日本でもおなじみ!「カマンベールチーズ」

この春の時期にいただくなら、クリーミーで穏やかな風味のカマンベールチーズもおすすめです。
世界中で牛のミルクからつくられるチーズの代表格で、日本のチーズ人気ランキングでも常に上位のチーズ。
表皮は白カビに覆われ、中がとろりとしたやさしい味わいが持ち味。
国産メーカーからも日本人の味覚に合わせて販売されているのが魅力の1つです。
カマンベールチーズは本来、フランス・ノルマンディー地方のカマンベール村でつくられた物だけが「カマンベール・ド・ノルマンディー」と名のることができるチーズのことを言います。

カマンベールチーズを使った一皿

ここからは、カマンベールチーズを使ったレシピを紹介していきます。

ランチをオシャレに空豆とカマンベールのタルティーヌ

<材料作りやすい分量>
・カマンベールチーズ1/2個分
・バゲットスライス適量
・空豆2~3さや
・ベーコン1枚

〈作り方〉
①空豆はさやから取り出しゆでて薄皮をむく。
②ベーコンは食べやすい大きさに切りフライパンでこんがりと焼く。
③スライスしたバゲットの上に①を並べて切り分けたチーズをのせ、ガスコンロのグリルで焼く。

焼いたチーズや空豆の風味には、コーヒーがよくマッチします。
仕上げに、お好みで黒こしょうをふって、フルーティーな赤ワインのおともにもおすすめ。

おやつにピッタリ!かりかり油揚げと桜えびのカマンベール風味

<材料 油揚げ1枚分>
・カマンベールチーズ1/4個分
・油揚げ1枚
・桜えび大さじ1

〈作り方〉
①油揚げの上に桜えびをちらし、切り分けたチーズをのせ、ガスコンロのグリルで焼く。
②お好みの大きさに切り分けて器に盛る。

ワインと合わせるなら、木樽の香ばしさがふくよかなシャルドネ種の白ワインがオススメ。
グリルした油揚げと桜えびの香ばしさがチーズの風味と同調します。
もちろん!まろやかな日本酒にもぴったりです!

まとめ

一年を通して楽しめるチーズですが、チーズに旬があることやその季節ならではのチーズの楽しみ方を理解することでレパートリーが広がり、いつもの食卓が明るくなって楽しい生活を送ることができると思います。
近年は、スーパーやコンビニなどでもチーズが気軽に手に入るようになりました。
お気に入りのチーズを見つけたり、ドリンクとの組み合わせを楽しんでみたり。
チーズで春を華やかに満喫しましょう。

参考資料:
チーズの教本「チーズプロフェショナル」のための教科書 
作成・発行:NPO法人チーズプロフェッショナル協会
発売:旭屋出版  発行日2021年2月1日 初版発行

記事をシェアする