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初心者でもバーベキューを楽しもう!炭の種類と扱い方

春の陽気が心地いい季節になりましたね。お花見やキャンプ、ハイキングなどを楽しむ方も増えてきたのではないでしょうか。
我が家では、暖かい季節になると必ずバーベキューを楽しんでいます。
バーベキューといえば、海や川、キャンプ場や家の庭などたくさんの場所で楽しむことができますよね。楽しいバーベキューの必需品の「炭」ですが、炭の種類によって特徴がさまざまあることを知っていましたか?

炭の種類

黒炭

黒炭(くろずみ)はナラやクヌギ、マツなどの木材が原料となっている国内産と、マングローブが原料となっている国外産があります。比較的着火しやすいうえ、火力も強く、燻製のような芳香がはっきりとあるのが特徴です。バーベキュー初心者にも扱いやすい炭です。
白炭に比べると燃焼時間は短いですが、金額も比較的安価で、ホームセンターなどで気軽に購入できます。

白炭

白炭(しろずみ)はカシなどが原料の炭です。着火に少し手間がかかる代わりに、長時間火力を維持できることが特徴です。また、うちわを使うことで低温から高温までの火力調整が行えます。黒炭に比べとても高価で、着火に手間がかかるため、バーベキュー初心者にはハードルが高く、炭の着火に慣れてから使用するのがおすすめです。

オガ炭

オガ炭は木材を加工する際に出る「オガクズ」を加熱、圧縮して成形した「オガライト」を炭化させたものです。
着火には時間がかかりますが、火が長持ちしやすいのが特徴です。金額も比較的安価でありながら、火が長持ちしやすいので、バーベキューにはうってつけの炭です。

炭火の起こし方

いざ炭に火をつけようとしてもなかなか火がつかず、苦労したなんて経験はありませんか?
実は炭火の起こし方には簡単なコツがあるんです!知っておくことで、あっという間に火を起こすことができますよ。

火を起こす時に準備するもの

・炭(黒炭がおすすめ)
・着火剤
・ライターもしくはマッチ
・うちわもしくは火吹き棒
・トング

1.着火の準備

着火剤を中心に炭を配置していきます。着火剤の火は上に燃え上がるので、炭は着火剤よりも上に配置しましょう。この時、炭をギチギチに積み上げてしまうと、空気の通り道がなくなり、火がうまくあがらない可能性がありますので気をつけてください。

2.着火

ライターなどで着火剤に火をつけます。着火剤は最初激しく炎が上がります。炭に火が移るまで待ちます。この時、炭を触ったり動かしてしまうと、着火に時間がかかってしまうので注意しましょう。

3.火を大きくする

炭に火が移ったことを確認し、うちわなどで風を送って火を大きくします。
強くあおいでしまうと灰が舞ってしまうので、程よい加減で行う必要があります。

4.調理の準備

炭の火が落ち着いてきたら炭を平たく配置し、その上に新しい炭を乗せて火を広げていきます。
炭が白くなってきたら調理の準備完了です。炭が赤い時や炎が上がっている時に食材を乗せてしまうと、中まで火が通る前に焦げてしまう可能性があるので、注意しましょう。

火の後始末

炭を使用した後は必ず火の後始末を行いましょう。火が完全に消えていないと、火事の原因となる可能性があります。火の後始末方法は主に次の3点です。

水を張った容器に炭を沈める

金属製のバケツやアルミの容器に水を張ります。(プラスチック製のものだと炭の熱で溶けてしまう可能性があるので注意しましょう。)炭をトングでつかみ、水が入った容器に一つずつ入れていきます。一度に大量の炭を入れてしまうと水が蒸発し、水蒸気で火傷してしまう危険性があります。
全て炭を入れ終わったら40分ほど時間をおいて、炭を取り出しましょう。白炭やオガ炭を使用した場合は、火が残っている可能性があるので、完全に火が消えたかを確認してから捨てましょう

炭火が消えるまで待つ

特別な道具を用意する必要はなく、黒炭の場合、炭火はおおよそ20〜50分ほど待つことで鎮火します。炭火が消えるまで待つ方法は、黒炭やオガ炭のみ使用した場合や初心者におすすめです。
しかし、白炭やかためのオガ炭など、炭の種類によっては長時間かかってしまう可能性があるので注意しましょう。
また、炭火が消える過程で灰が生じるので、風が強い日などは灰が舞わないように気をつけましょう。

火消しツボに入れる

燃えたままの炭を火消しツボの中に入れ、蓋をするとツボ内の酸素が徐々になくなっていき、自然に鎮火します。ただし、炭を入れた後は高温になるため、火消しツボを素手で触ったり、直接地面に置かないように注意する必要があります。
また、火消しツボは炭の保管ケースとしても優秀です。消化した炭は消し炭として再利用することができるのでおすすめです。

まとめ

今回は初心者の方でも簡単にバーベキューを楽しめるように、基本的な炭の種類や火の起こし方、消火方法をご紹介しました。
ぜひ皆さんもお家や河川敷などでバーベキューを楽しんでみてください!

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