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アルカリ電池とマンガン電池何が違うの?

おうちにある電気機器を使うために使用する乾電池。よく使う乾電池には、アルカリ電池とマンガン電池の2種類があります。
これらをしっかりと使い分けできていますか?なんとなく使っていたり、値段で選んでいた場合は要注意です。
同じ乾電池でも、これらは、性能が大きく違い、それぞれに合った使い方が存在します。電池を取り替えたのにすぐ電池が切れてしまった、子供のおもちゃの電池消費がすごく早い気がするといった場合は、電池の種類が適していないのかもしれません。
今回は、電池の種類と適切な扱い方について紹介していきます。

乾電池の種類

まずは、それぞれ電池の特徴を見ていきましょう。

アルカリ電池

・電池のパワーが強い
・長時間使用に向いている
・消耗してくると急激に電圧が低下する
・大きな電圧を必要とするガスコンロやラジコンなどにおすすめ

マンガン電池

・安価に入手することができる
・適度な間隔を開けて使うと電圧が回復する
・大きな電力を必要とするものには不向き
・テレビのリモコンや時計などの小さな電力で充分なものがおすすめ

このように電池の種類によって、得意なものと不得意なものがあります。
正しく電池を使うことによって、経済的に電池を使用することができます。

乾電池の注意点

乾電池の種類は統一する

乾電池を複数使う機械に電池をセットする際に、アルカリ電池とマンガン電池を併用して使うのはやめましょう。
マンガン電池とアルカリ電池を使用すると、マンガン電池はアルカリ電池に強制放電されるため液漏れや破裂の危険性があります。必ず、同じ種類で同じメーカーの銘柄を使うようにしましょう。

電池の取り替えは同じ時期に

電池が消耗したら取り替えを行うと思います。その時にどれかひとつだけを取り替えるのではなく、必ず全ての電池を同じ時期に取り替えましょう。
新しい電池と古い電池を同時に使っていると、古い電池のせいで全体の電圧が小さくなってしまいます。

電池の液漏れ

遊び終わったおもちゃや、懐中電灯が電池切れを起こした電池をそのまま放置していたら、液漏れしていたなんて経験ありませんか?
電気機器の中に長い間電池を入れたままにしていると、液漏れの原因となってしまいます。
そのため、使い終わったらすぐに電池を外すようにしましょう。

乾電池の使用推奨期限

乾電池には使用推奨期限が設けられているのをご存知ですか?
使用推奨期限とは、未使用の状態で保管された場合 日本産業規格(JIS)で定められた電池性能を発揮する期限を定めたものです。乾電池本体またはパッケージに表示されています。 この期限を過ぎても使えなくなるわけではありませんが、この期限内に使用することが推奨されています。

乾電池の適切な保管方法

保管場所は直射日光、高温多湿を避ける

乾電池には、化学物質が使用されているので、直射日光や高温多湿の場所で保管するのは避けましょう。
電池の寿命が短くなったり、液漏れの原因となってしまいます。
保管温度は10~25℃が適切です。

長期間使用しない電化製品からは外しておく

たまにしか遊ばない子供のおもちゃや、防災用のライトなど、長期間使用しない機器からは外しておきましょう。入れっぱなしにしていると液漏れや錆の原因となってしまいます。いざ使おうと思った時に使えないといったことがないように取り外しておくことがおすすめです。

パッケージから外した電池は向きを揃えて保存しよう

ビニールの外装を外した乾電池は、絶縁がされていない状態です。そのため、保管用のケースなどにしまうときに+とーの向きを揃えずに入れておくと、意図せず電流が流れてしまい液漏れや錆が出てしまう可能性があります。また、保管ケースの中で向きが変わってしまわないように仕切りを入れたりして工夫を行いましょう。

おまけ:コンロの電池交換

家庭用のガスコンロにも電池が使用されているのをご存知ですか?
ガスコンロには、着火の際にスパークさせるために乾電池が使用されています(一部機種では100V電源)。
たびたび、コンロの電池の場所がわからないというご質問をいただくことがあります。
コンロには、電池マークがついているので、このマークを目印にして電池の場所を探すとすぐ見つかりますよ!
使用する乾電池はアルカリ乾電池を使用しましょう。

使い終わった電池の捨て方

使い終わった電池は電極の部分にセロハンテープを貼りましょう。
セロハンテープを貼ることにより、絶縁されるので安全に捨てることができます。
貯めてから捨てようと思い、絶縁処理を行わずそのまままとめておいた場合に、火災が起こってしまう場合があることも。

複数の電池を絶縁せずに一緒に保管していると、+とーが意図せずつながり、電流が流れてしまう可能性があります。そうなってしまうと乾電池が、液漏れや破裂、発熱の恐れがあるので注意が必要です。
できることなら、使用済みの電池は長期間保管せず、すぐに捨てましょう。
やむをえず長期間保管する際は、セロハンテープを貼って必ず絶縁をしておきましょう。
なお、住んでいる自治体によっても処分方法が異なります。
自分の住んでいる自治体の処分方法についても確認しておきましょう。

終わりに

乾電池は、さまざまな電気機器を動かすための動力となり、私たちの生活に欠かせないエネルギー源のひとつです。
また、乾電池の備蓄は防災対策としても非常に有効です。
ラジオやライト、簡易充電器などの動力としても使用します。いざという時に備え、乾電池の備蓄を作っておきましょう。
その際には、今回お伝えした内容に気をつけて保管をしてみて下さい。

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